日曜日に思う【5】
穏やかな日和ですが、カンボジアでは風雲急を告げています。
昨日のカンボジア政府保健省の発表では、プノンペン市内で過去24時間のコロナ陽性者が1100人を超えたとのこと、死亡者も累計25人以上になったそうです。
縫製工場の従業員、2000人を検査した所、一気に500人もの陽性者が確認されたとも発表されました。
こうなると、検査すればするほど、陽性者が増えるのではないかと思われます。
こうした理由により、政府はプノンペン市内で陽性者の多い地区を定め、10日から2週間のロックダウン【都市封鎖】に踏み切りました。突然の決定で、市民生活が混乱しているようです。
夜間の外出禁止や州間の移動禁止措置も続いていて、来週から始まる「クメール正月」は自粛が要請されています。
これだけ蔓延してしまうと、元に戻るまでに1~2年はかかりそうです。当分カンボジアの土を踏むことは難しそうです。
カンボジアも気になりますが、ミャンマー情勢はより深刻です。
国軍により殺された市民が700人を超え、少数民族の武装組織と市民が連帯して内戦が起こりそうな情勢になりました。
国軍の背後には中国やロシアが見え隠れしていて、日本政府もやりにくいかと思いますが、国軍に強いパイプを持つ政府に期待するしかありません。「遺憾」だけでは何の解決にならないでしょう。
東京はサクラも散り、ツツジが咲き始めました。